nanapi買収とコンテンツミル問題

nanapi KDDIが生活ハウツーサイトのnanapiを買収。その評価額は77億円とも言われている。相変わらずKDDIグループのベンチャー企業買収は無茶な評価額で驚かされる。nanapiはユーザやクライアントが記事を投稿し、その記事で得られる広告費をシェアするビジネスモデル。

2010年あたりに、コンテンツミルという言葉がSEO業界で少し話題になったのを知っている方は少ないかもしれない。発端はdemandmedia.comというアメリカのいわゆるコンテンツファームだ。コンテンツを集める手法はnanapiとも似ていて、問題となったのはそのコンテンツの質だ。記事を投稿するユーザはお小遣い稼ぎが中心なので、必然的にそのコンテンツは低品質になった。

nanapiなどの日本のハウツーサイトは大丈夫なのだろうか。 ちょっと「浮気」に関する記事を調べてみた。ワード選定に深い意味はなく、見解が抽象的になりやすい議題として。。。汗

(WooRisより)
すぐ別れるべき!浮気発覚しても「ぜんぜん反省してない男」の特徴3つ
1:開き直る
2:相手の女性のせいにする
3:無責任な理由を語る
http://wooris.jp/archives/104367

いやいや・・・。それは誰が見ても反省していないし・・・。

(nanapiより)
浮気をされない簡単な方法
1:浮気を肯定する
2:自分は絶対しない
3:浮気ならいいのではないか
http://nanapi.jp/7342/

いやいや・・・。すでに浮気されている・・・。

全てが低品質なコンテンツという訳ではないが、コンテンツのチェック機能が働かないと、上記のようなくだらない記事が流通してしまうのだ。そういう点においてはwikipediaなんかは非常に良くできたメディアなのかもしれない。

今年に入って、リブセンスの業績が悪化し、その要因がGoogleによるペナルティだと話題になった。demandmediaとリブセンスに共通するのは、「低品質」だ。コンテンツの低品質が問題になったdemandmediaと、外部からのリンクが低品質(作為的)であることが問題となったリブセンス。

いずれのGoogleによる対応も今に始まった話ではない。外部リンクの低品質によるペナルティはサイバーエージェントが2004年あたりにグループサイトが一斉にペナルティを受け、低品質なSEOサイトのページランクが消されたり、過去にもGoogleのペナルティは何度となくアップデートされた。

私は昨今の”SEOは終わり”という記事や営業トークを見るとイラっとする。Googleが低品質なサイトを除外していくのは当然である一方、良質なサイトもSEOを意識しないとGoogleがユーザを導けないというのも現状だ。SEOはGoogleにとっても必要であり、これからも重要なプロモーション手法のひとつだということを最後に付け加えておきたい。